ポータブル電源の使用時間はどのくらい?計算方法、オススメ容量も解説!

「ポータブル電源を利用しているけど、何時間まで使えるの?」

「家電が使える時間はどうやって計算する?」

このような悩みを、数字に強くない人でも分かりやすく解決します。

詳しくは用語の易しい解説や、よく使う家電をもとにした例と共に説明していきます。

それでは、ご覧ください。

そもそも ポータブル電源とは、持ち運び可能で家電にも使用できる畜電池!!

ポータブル電源は、手軽に持ち運びができるバッテリーのことです。

あらかじめバッテリーに電気を蓄えることで、コンセントがない場所でも電気を使うことができます。

ポータブル電源には以下の特徴があります。

さらに出力端子は、次のように種類が豊富です。

また出力端子の数は6〜8個と多く、複数の充電を同時に行うことも可能です。

一般的に、ポータブル電源は以下の場所で幅広く利用されています。

• キャンプや釣り、車中泊などのアウトドア
• 災害、停電といった非常事態
• 日常生活における節電対策

ポータブル電源の使用時間は「蓄電容量(Wh)」×0.8÷「使用電力(W)」で計算できる!!

ポータブル電源の使用時間は、以下の計算式で求められます。

電源容量に0.8をかけている理由は、家電を使うときにエネルギーロスが生じるからです。(直流から交流に変換すると電力が小さくなる)

（※容量、電力の説明についてはこちらからご覧ください）

例えばポータブル電源の容量「2000Wh」、消費電力「160W」の冷蔵庫では、最大10時間使うことができます。

使用時間（時間） = 2000Wh ×0.8÷ 160W=1600Wh÷160W= 10時間

【注意】定格出力を超える消費電力の家電は使えないため注意しましょう。

ちなみに家電の消費電力とポータブル電源の容量は、それぞれ製品の外観または取扱説明書で確認できます。

容量1,000Whのポータブル電源で使用可能な家電と使える時間【19種類】

代表的な19種類の家電について、使用可能な時間をまとめたものが下の表です。

(ポータブル電源の容量を1,000Whとします。)

家電の種類	使用時間(h)	目安の消費電力(W)	備考
生活家電
スマホの充電	53~55	15
ノートパソコン	8~9	90
ゲーム機	3.2	250
照明	40	20
液晶テレビ	5~6	150
電気ケトル	1.5~2	450	起動電力：900W
ドライヤー	0.6~0.7	1,200	起動電力：1,500W
電子レンジ	0.6~0.7	1,300	起動電力：1,500W
暖房器具
電気毛布	8~9	90
こたつ	2.5~3	300
ホットカーペット	1.6	500
ストーブ/ヒーター	0.8~1	900
冷房機器
扇風機	20~25	35	起動電力：50W
小型クーラー	3.2	250
家庭用冷蔵庫	2.5~3	300	起動電力：1,200W
エアコン	2	400	起動電力：1,500W

※起動電力は、電源を入れたあと通常運転になるまでの時間だけかかります。

表の使用時間はあくまで目安であり、次の要因から稼働時間が短くなるケースもあります。

• ポータブル電源の劣化
• 家電の消費電力の増加
• ポータブル電源の周囲温度

【知って得する】ポータブル電源の使用時間を計算するための5つの用語

ポータブル電源の使用時間を計算するときは、次の5つの用語を知っておくと便利です。

用語	記号(単位)	意味
電力	W	流れている電気の大きさ(強さ)
使用時間	h	電気を使い始めてから、止めるまでの期間
電力量、容量	Wh,mAh	電気を使ったときのエネルギー量 使用可能な電気エネルギーの量
電圧	V	電気を流そうとする力、圧力
電流	A	流れている電気の量

また、それぞれ以下の関係が成り立ちます。

※1〜3はあくまで計算値で、実際の家電で使用時間を求めるときは少し異なります。

1〜3の関係について、それぞれ具体例を紹介します。

【オススメ】大容量で安定して使用可能なポータブル電源を2つ紹介!!

ここでは長時間、安定して使用できるポータブル電源を2つ紹介します!!

まず「大容量で長時間使いたい」「消費電力が高い家電にも利用したい」という方は、「Jackeryポータブル電源1000」がオススメ!!

「安くポータブル電源を使用したい」という方は、「Jackeryポータブル電源400」が良いでしょう。

Jackery製品は保障や満足度が高く、キャンプや防災にも役立つためオススメです!!

ポータブル電源の使用に関してよくある質問3選

ここでは、ポータブル電源の使用に関する質問を3つ厳選しました。

ポータブル電源を上手く活用したい方は、ぜひご覧ください。

ポータブル電源は1,000Wで何時間使える?

A.仮に1,000Whのポータブル電源だと約50分程使うことができます。

詳しい計算は以下の通りです。

「使用時間(h)」=1,000(Wh)×0.8÷1,000(W)=0.8(h)=48(分)≒50(分)

ポータブル電源の容量の目安は?

A.目的や用途によりますが、Jackeryポータブル電源400、Jackeryポータブル電源1000が無難です。

ポータブル電源	Jackery ポータブル電源 400	Jackery ポータブル電源 1000
値段(税込)	49,300円	139,800円
容量	112200mAh/400Wh	278400mAh/1002Wh
定格出力	200W	1,000W
最大使用時間(目安)	1~2日	2~4日
重さ	4.1kg	10.6kg
総合評価
公式サイト	Jackery ポータブル電源 400	Jackery ポータブル電源 1000

ポータブル電源1,000Whで何ができる?

A.例として、液晶テレビで5〜6時間、電気毛布で8〜9時間、扇風機で20〜25時間使えます。

こちらで詳しく解説→『容量1,000Whのポータブル電源で使用可能な家電と使える時間【19種類】』

まとめ：用途に合わせてポータブル電源の容量を選ぼう!!

今回は、ポータブル電源の使用時間の計算方法、用語について紹介しました。

使用する家電の消費電力や、ポータブル電源の容量によって使用時間は変わります。

目的や用途に合わせてポータブル電源を選び、快適に電気を使いましょう!!