- 「野外イベントでも熱中症対策にエアコンが使いたい」
- 「キャンプのテントや車中泊の車内でも、エアコンで涼んだり温まったりしたい」
夏の暑さが厳しい時期や冬の冷え込みが激しい季節でも、屋外で快適に過ごしたいですよね。
ポータブル電源とエアコンがあるけど、外でも使えるか分からないあなたに朗報。
しかし「実際にどれくらいの時間エアコンを稼働させられるのか」、「どのようなポータブル電源を選べば良いのか」分からない方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、ポータブル電源でエアコンを稼働させる条件・メリット、エアコンの稼働時間、選び方から楽な持ち運び方法まで徹底解説します。
- ポータブル電源で扇風機が使える理由
- ポータブル電源で扇風機を使う必要性
- キャンプや車中泊でポータブル電源と使える扇風機:3種類
- 扇風機を6時間使うのに必要なポータブル電源の容量の目安
- ポータブル電源と扇風機を効率よく使う方法:2選
- ポータブル電源と扇風機の使用に関するQ&A3選
この記事を読めば、色んな場所でポータブル電源+エアコンの組み合わせで、快適に過ごすことができます!!
あなたの家電ライフを豊かにするノウハウを見出しから紹介していきます。
Jackery製品は、初心者にもオススメなポータブル電源
- 普段使いやアウトドア、災害時で活躍‼︎
- コスパが良く、アフターサービスも充実
- 未開封、未使用なら30日の間いつでも返品できる
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結論:ポータブル電源でもエアコンは動く

ポータブル電源でもエアコンを稼働することができます。
具体的には以下の条件を満たすポータブル電源であれば、エアコンに繋いで利用可能です。
- エアコンの消費電力<ポータブル電源の定格出力
- エアコンの起動電力<ポータブル電源の瞬間最大出力
- 使用する分だけの電池容量がある
- 交流電源100V(家庭用コンセントと同じ)
ポータブル電源でエアコンが使えることで、以下のようなメリットがあります。
- エアコンを使う場所を問わない
- 節電しながらエアコンが使える
- 環境に優しい使い方ができる
- 好きな場所へ持ち運び可能
- コンセントなしで長い時間使える
ポータブル電源とエアコンの組み合わせなら、夏場の暑さが厳しい季節や冬場の冷え込みが激しい時期でも、屋外で快適に温度管理できます。
エアコンを稼働できるポータブル電源の条件:4つ

特定の条件を満たすエアコンとポータブル電源であれば、屋外やコンセントがない室内でも簡単に温度管理できます。
ここでは、ポータブル電源でエアコンを使う時の4つの条件を紹介します。
ポータブル電源とエアコンの電圧が100V
ポータブル電源でエアコンを使用するためには、お互いの電圧が一致している必要があります。
一般的にポータブル電源の出力電圧が100Vのため、エアコンの電圧も100Vに合わせましょう。
以下の表が、エアコンの種類ごとの電圧と消費電力の目安です。
エアコンの種類 | 使用電圧 | 消費電力 |
---|---|---|
家庭用エアコン(6〜8畳:目安) | 100V | 500W |
家庭用エアコン(10〜14畳:目安) | 200V | 800W |
業務用エアコン | 200V | 3,000W〜 |
6〜8畳用の家庭用エアコンは使用電圧が100Vのため、一般的なポータブル電源なら利用可能です。
一方で業務用エアコンや、10〜14畳用の家庭用エアコンは使用電圧が200Vのため、通常のポータブル電源では利用が難しいでしょう。
出力波形が正弦波
エアコンを安全に作動するために、ポータブル電源の出力波形が正弦波であるモデルを利用しましょう。
精密機器に該当している家電を使うときには、中の精密部品に過負荷が掛からないように、電源の出力波形が正弦波(もしくは純正弦波)になっている物を選ぶ必要があります。
エアコンは内部のコンプレッサーやファンにモーターが使われており、正弦波での交流電源を想定して作られているため、精密機器に該当します。
エアコンを使う際には、ポータブル電源の出力波形を事前に確認してから利用しましょう。
ちなみに矩形波や修正正弦波を出力するポータブル電源を使うと、精密部品に大きな負荷がかかり故障するリスクがある点に注意しましょう。
ポータブル電源の定格出力がエアコンの消費電力を上回っている
ポータブル電源の定格出力がエアコンの消費電力より大きい必要があります。
定格出力が消費電力を下回ると、ポータブル電源はエアコンに十分な電力を供給できないため、以下の状態になる場合があります。
- ポータブル電源が過負荷になり、電源が切れる
- 電圧降下や電力不足になり、エアコンが正常に動作しない
利用したいエアコンの消費電力を確認し、定格出力が消費電力を超えるポータブル電源を選びましょう。
また定格出力が消費電力の20〜30%以上のモデルを選び、余裕を持たせるとポータブル電源に大きな負荷がかかりにくいです。
ポータブル電源の瞬間最大出力がエアコンの起動電力より大きい
エアコンを使う条件に、ポータブル電源の瞬間最大出力がエアコンの起動電力を上回ることがあります。
- 起動電力:家電を起動させるために必要な電力
- 瞬間最大出力:ポータブル電源が一瞬の間に出力できる最大の電力
エアコンは通常時の運転にかかる消費電力に加えて、停止状態のエアコンを稼働させるために起動電力が必要になります。
この起動電力より、ポータブル電源の瞬間最大出力の方が小さいと、次のようなリスクがあります。
- ポータブル電源が過負荷になり、故障やバッテリーの劣化を引き起こす
- エアコンを起動するときに電力を供給しきれず、電源がシャットダウンする
同じくポータブル電源のスペックにある程度の余裕を持たせると、製品に負荷がかかりにくく安心してエアコンを使えます。
ポータブル電源でエアコンを稼働するメリット5選

ポータブル電源でエアコンを動かすことで、エアコンを使う時にはないメリットがあります。
ここでは実際のシチュエーションを想定しながら、メリットを5つに厳選して解説していきます。
場所を選ばずにエアコンを使える
ポータブル電源でエアコンを使うメリットは、なんと言っても「使う場所を限定されない」ことです。
「エアコンのプラグがコンセントまで届かない」、「そもそもエアコンを動かすための電源がない」という状況でポータブル電源は力を発揮します。
具体的には、災害時で被災先の施設にコンセントが使える場所が限られている時や、キャンプや車中泊などアウトドアでエアコンを使いたい場合でも、エアコンを稼働できます。
注意点として、屋外では設置場所の地面がでこぼこしてたり、ぬかるんでたりと不安定なケースもあるので、使用環境は事前に確認しておきましょう。
節電しながらエアコンを使える
ポータブル電源でエアコンを節電しながら使うことも可能です。
深夜の方が日中よりも電気料金単価が安いため、夜の間にポータブル電源を充電しておいて、日中にエアコンを使うことで、普通に使うよりも電気代が安くなります。
特にエアコンは他の家電と比べて消費電力が大きいため、使用時の料金単価を抑えることで大幅な節約効果が期待できます。
ポータブル電源やエアコンの元を取るまではいきませんが、日々値上がりしている電気代の対策に有効です。
環境に優しい
ポータブル電源とエアコンには、環境に優しい使い方もあります。
具体的な使用方法としては「ポータブル電源を太陽光発電で充電すること」です。
エアコンを家庭用コンセントから使う方法だと、化石燃料で作られた電気を使っているため、環境面のデメリットがあります。
しかしソーラーパネルを使って太陽光で発電することで、無料かつクリーンエネルギーでポータブル電源を充電できます。
環境問題への対策に関心がある方にとって、ポータブル電源とエアコンの組み合わせによる使う方は魅力的です。
柔軟に持ち運びできる
小型クーラーや小容量のポータブル電源であれば、手軽に持ち運びできるメリットもあります。
アウトドアや屋外イベントで急に暑く(もしくは寒く)なった時だけ、一時的にエアコンを出してつけたいというケースもあるでしょう。
ポータブル電源によっては、コンパクトかつ軽量なモデルの製品もあるため、小型クーラーと合わせて人力で簡単に移動することができます。
また大容量のポータブル電源でも、別売りのキャスター付きケースなどに入れることで、楽に移動することも可能です。
コンセントがなくても長い時間使える
ある程度容量の大きいポータブル電源であれば、長い時間充電しなくてもエアコンが使えます。
ポータブル電源を使い慣れていない人にとって「コンセントで充電しないと、長時間エアコンを使えない」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。
しかし以下の条件でシミュレーションすると、8.6時間も使えることが分かります。
前提条件
- ポータブル電源 Jackery 2000 「容量 2,160Wh」
- エアコン 小型クーラー 「消費電力 200W」
- 使用可能な時間:10.8時間。
計算
使用時間[h] = 2160[Wh] X 0.8 ÷ 200[W] = 8.64 [h] ≒ 8.6時間
実際に使用するケースによって細かい条件は変わりますが、大容量のポータブル電源ならコンセントがなくても十分にエアコンを使えます。
ポータブル電源でエアコンを使う時の注意点4つ

ポータブル電源でエアコンを利用するときには、普段使いの時と比べていくつか気を付ける点があります。
ここではポータブル電源でエアコンを使うときの注意点を4つ厳選して紹介します。
換気
ポータブル電源でエアコンを使う際には、換気できる場所が良いです。
理由としてポータブル電源を使い続けていると、機器が熱を発して高温になるため、充電パフォーマンスが落ちるからです。
また夏場や気温が高い環境でエアコンを冷房として使う際に、ポータブル電源の熱で周囲の温度が下がりにくくなります。
長時間エアコンを使用する場合は、1〜2時間ほど休止時間を設けて、ポータブル電源を休ませてあげましょう。
同時接続
ポータブル電源でエアコンを使っている間、なるべく他の家電との同時使用は避けるといいです。
ポータブル電源で複数の家電を使うこと自体は問題ありません。しかしエアコンのそのものの消費電力が高いため、エアコンと同時使用すると製品に大きな負荷がかかります。
どうしてもエアコンと他の家電を同時に使いたい場合は、以下の2点を参考に工夫してみましょう。
- エアコンの省エネモードを使い、消費電力を抑える
- 事前に消費電力を計算し、余裕があるポータブル電源の規格を選ぶ
ちなみにポータブル電源を充電しながら使用するパススルー充電は、基本的に避けることをオススメします。(一部パススルー充電に対応した製品もあります。)
防水・防塵対策
DIYや屋外イベント、キャンプや車中泊といったアウトドアでポータブル電源を使う場合、防水・防塵対策も大事です。
ポータブル電源は精密機器のため、湿気や埃は故障の原因になります。
事前に使用環境を調べて、雨天の時は利用を控えたり、風が強い日はケースに入れてポータブル電源を守るなど対策しましょう。(防水・防塵モデルのポータブル電源を使うのも手です)
- IP65の防塵・防水性能付き
- 「拡張バッテリー B80」を2個追加して最大容量5倍に
- 最大600WのAC入力で1時間以内にフル充電可
- 出力ポート:7口
- 6年間のサポート付き
また外でポータブル電源を直射日光に当てると、高温になりバッテリーにも良くないので、日陰の利用をオススメします。
購入時からの劣化
エアコンとポータブル電源を実際に使うときには、稼働時間を想定よりも短く見積もっておくと良いでしょう。
ある程度使っていると、エアコンやポータブル電源のバッテリーが劣化し、新品の時よりもパフォーマンスが落ちてきます。
そのためイメージよりも充電の減りが早く、実際にエアコンを使える時間が短い可能性も。
事前に使用可能な時間を計算しつつ、その時間の80%程度が実際に使えると考えておくと無難です。
快適にエアコンが使えるポータブル電源の選び方:5ポイント

実際にエアコンを使うためのポータブル電源を、どうやって選ぶか分からない方もいると思います。
そこでエアコンを長時間、パフォーマンス良く使うためのポータブル電源の選び方を、表の5つのポイントでまとめました。
選び方のポイント | 備考 |
---|---|
容量 | (使用目的に応じて) |
充電方法 | コンセント シガーソケット USBポート ソーラーパネル |
出力波形 | 交流100V(正弦波もしくは純正弦波) |
サイズ・重量 | 大きいモデルを選ぶ場合、キャリー付きバッグなど検討 |
定格出力、瞬間最大出力 | エアコンの消費電力、起動電力以上。 |
大容量ポータブル電源を楽に移動させる工夫:3つ

空調効果の高いエアコンを使う際には、消費電力も高くなり、自ずと大容量で重たいポータブル電源を使わざるを得ないケースもあるでしょう。
重量・サイズが大きいポータブル電源を楽に移動させるために、以下の3つの工夫を試してみましょう!!
- キャリーカートに乗せて移動
- キャリー、ハンドル付き製品を選ぶ
- バッテリーとポータブル電源本体が分離できるモデルを利用
容量2,000Whのポータブル電源でも20kg前後の重量になるため、体に負担の少ない移動方法を推奨します。
エアコンも使用可能!!オススメのポータブル電源:2選
ここでは、一般的なエアコンにも使えるオススメなポータブル電源を2つ紹介します。
項目 | Jackery 1000 New | Jackery 2000 New |
---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() |
価格(2024年11月) | ¥139,800円(税込) | ¥239,800円(税込) |
容量 | 1,070Wh | 2,042Wh |
サイズ・重量 | 約327 x 224 x 247 mm (約10.8 kg) | 約335×264×292 mm (約17.9 kg) |
サイクル回数 | 4,000回(リン酸鉄リチウムイオン電池) | |
定格出力 | 合計1,500Wh | 合計2,200W |
保証期間 | 最大5年間 | |
購入ページ | Jackery 1000 New | Jackery 2000 New |
両モデルとも交流100Vの正弦波出力で、様々な充電方法に対応しています。
「Jackery1000 New」でも家庭用エアコン(消費電力1,000W)を0.9時間も使用することができます。
屋外やコンセントがない場所で、より長時間エアコンを使いたい方は「Jackery2000 New」を選ぶと良いでしょう。
ポータブル電源、エアコンに関するQ&A3選

ここではエアコンやポータブル電源の利用に関して、よくある質問と回答をまとめました。
3つ厳選して解説しますので、実際の利用についてお悩みの方はこちらをご覧ください。
ポータブル電源でエアコンは使えるのか?
ポータブル電源でエアコンを動かすことは可能です。
ポータブル電源の規格によりますが、アウトドア用の小型クーラーから消費電力の大きい家庭用エアコンまで稼働できます。
ポータブル電源とエアコンがあれば、災害時やアウトドアなど電源が使えない状況でも簡単に空調管理できるのが大きな魅力です。
ポータブル電源で家庭用クーラーを何時間稼働できますか?
容量2,000Whのポータブル電源で一般的な家庭用エアコンを使う場合は、2〜3時間です。
エアコンの種類 | 消費電力 | 使用可能な時間 |
---|---|---|
小型クーラー | 200W | 8.6時間 |
家庭用エアコン(6〜8畳) | 500W | 3.4時間 |
家庭用エアコン(10〜14畳) | 800W | 2.1時間 |
ポータブル電源の使用回数やエアコンの種類によって使用可能な時間は変わるので、あくまで目安として考えましょう。
エアコンは100Vと200Vどちらがいいですか?
ポータブル電源と一緒に使うなら、100Vの方が良いです。
100Vと200Vの違いはエアコンのパワーの差であり、部屋全体を冷やすのにトータルの消費電力は対して変わりません。(200Vのエアコンの方が早く冷えます。)
しかしポータブル電源は100Vの電圧で出力するモデルが多いため、製品の互換性を保つためにも100Vのエアコンを利用するのが無難です。
まとめ:ポータブル電源でどこでも快適にエアコンを使おう‼️

本記事ではポータブル電源でエアコンを稼働させる条件、適切なポータブル電源の選び方を解説しました。
- 結論:ポータブル電源でエアコンは使える
- ポータブル電源でエアコンを使う条件
- 交流100Vで、正弦波(もしくは純正弦波)
- 定格出力(ポータブル電源)が消費電力(エアコン)を超える
- 瞬間最大出力(ポータブル電源)が起動電力(エアコン)を超える
- エアコンが使えるポータブル電源の選び方のポイント
- 容量
- 充電方法
- 出力波形
- サイズ・重量
- 定格出力・瞬間最大出力
ポータブル電源とエアコンの組み合わせは、アウトドアでの快適な空間作りはもちろん、災害時の備えとしても非常に有効です。
またエアコンの消費電力に見合った容量や出力を持つポータブル電源を選ぶことが重要になります。
この記事で紹介したポイントを参考に、目的に合ったポータブル電源を選び、エアコンを安全かつ快適に利用しましょう‼️
Jackery製品は、初心者にもオススメなポータブル電源
- 普段使いやアウトドア、災害時で活躍‼︎
- コスパが良く、アフターサービスも充実
- 未開封、未使用なら30日の間いつでも返品できる
\ 最大5年間の保障付き‼️ /
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