キャンプや車中泊などのアウトドアや、災害時などの屋外利用でも活躍するポータブル電源。
いちいち運ぶのが面倒だから、つい車内に放置することはありませんか?
ポータブル電源の車内放置は基本NGなんです!!
「ポータブル電源の車内放置がNGな理由」や「保管を避けた方がいい場所」について、ポータブル電源のサイトを運営している筆者が詳しく解説します。
- ポータブル電源の車内放置がNGな理由
- 春秋冬でもポータブル電源の車内放置は注意が必要
- ポータブル電源の保管を避けた方が良い3つの場所
- ポータブル電源の適切な保管・管理方法:3選
- 一時的にポータブル電源を車内放置する時の対策方法:5選
- ポータブル電源の車内放置に関するQ&A
それでは目次から説明していきます。
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ポータブル電源の車内放置はNG(特に夏場)
結論、ポータブル電源の車内放置は基本NGです。
主な原因として、ポータブル電源は高温に弱いため劣化してしまうことが理由です。
特に直射日光があたる夏場の車内では、40℃を超えることもあります。
ポータブル電源を車内放置することは基本避けましょう。
夏にポータブル電源の車内放置がNG→リチウムイオン電池が劣化するから
ポータブル電源の車内放置は、製品に大きな負荷がかかるためNG。
理由を詳しく説明すると、中のリチウムイオン電池が劣化するからです。
リチウムイオン電池が高温になると、電池内部で化学反応が進み、充電できる容量が減ってしまいます。
さらに高温状態が続くと内部にガスが溜まり、膨張や変形につながることも。
また、最悪ポータブル電源から爆発や火災が発生するケースもあるため、車内放置には気をつけましょう。
春秋冬でもポータブル電源の車内放置は注意!
「夏場の車内放置はダメだけど春や秋、冬は大丈夫じゃないの?」と思う人もいらっしゃるでしょう。
しかし春や秋、冬であってもポータブル電源の車内放置に注意する必要があります。
春と秋の場合(車内が暑くなるためNG)
春秋の場合でも車内放置は気をつけた方がいいです。
過去のデータからは気温が23.3℃の日に対し、車内温度は48.7℃、ダッシュボードでは70℃近くまで上昇した事例もあります。
どうしても車内放置しないといけない時は、曇りで気温が10℃台の日を狙いましょう。
冬の場合(-10℃以下にならなければOK)
冬場では車内が-10℃を下回らなければ保管できます。
ポータブル電源の中には-10℃でも使用できる製品もあります。
ただし寒すぎてもバッテリーが劣化するため、-10℃を下回る環境は避けましょう。
【車内放置以外】ポータブル電源を保管を避けた方がいい場所:3選
車内以外でも避けた方がいい保管場所があります。
ここでは、保管する際に避けた方が良い場所を3つ厳選したので紹介します。
庭・ベランダ
庭・ベランダでの保管は避けましょう。
理由は直射日光が当たり、高温になりやすいからです。
他にも雨風やチリ・ホコリが入ってきやすいため、故障の原因にもなります。
普段から庭やベランダで保管しないようにしましょう。
日当たりの良い窓際
日当たりの良い窓際もポータブル電源の保管場所には向かないです。
直射日光が当たることで、ポータブル電源の寿命が縮む原因になります。
対策としては日が当たらない場所まで離したり、カーテンを閉めたりする必要があります。
日常生活で窓際に置いている方は注意しましょう。
締め切った収納・押入れ
ポータブル電源を締め切った収納や押入れに保管している場合も避けた方が良いです。
普段から開け閉めしない収納や押入れでは、湿気が溜まりやすいです。
湿度が高いと、ポータブル電源の金属部分から腐敗・腐食の原因になるため良くはありません。
収納や押入れに保管する場合は、普段から開け閉めして換気できる場所を選びましょう。
ポータブル電源の適切な保管・管理方法:3選
ポータブル電源は適切に管理することで、リチウムイオン電池の寿命が延びて長く使うことができます。
ここでは、ポータブル電源の適切な保管方法について3つ厳選して紹介します。
直射日光の当たらない場所で保管
直射日光が当たらない場所は保管に適しています。
直射日光を避けることで高温になりにくく、ポータブル電源の寿命が縮むのを避けられます。
普段使いでは日が差し込みやすい窓や玄関での保管は控えましょう。
災害時・アウトドアなどの屋外では、クーラーボックスやサンシェードで直接日が当たらないようにすると良いです。
風通しの良いところに置く
風通しの良いところに置くと、湿度が高くなりにくいです。
湿度が高いことは、ポータブル電源の腐食・腐敗の原因になります。
そのため風通しが良いところに置くことで、水分を飛ばしてポータブル電源の劣化を防げます。
例えば、日常生活でよく開け閉めする収納・押入れで保管する方法が一つの手です。
長い期間使わない時は60~80%で保管
長期間ポータブル電源を使わない時は、容量を60~80%で保管すると寿命を延ばせます。
ポータブル電源は使用せずに保管している時でも、少しずつ放電しています。
そのため長い期間使わない時は、ある程度充電しておくことで、過放電を避けられ寿命が長持ちします。
一方フル充電すると過充電になるため、残量は60~80%まで充電するのがオススメです。
一時的にポータブル電源を車内放置する時の対策:5選
ポータブル電源を使用する中で、どうしても車内に放置せざるを得ない状況があるかもしれません。
そこで、一時的に車内放置する時は下記5つの方法を試してみましょう。
車窓を数cm開けておく
窓を数cm開けておくだけでも、一時的な車内放置にとって有力な対策になります。
日本自動車連盟(JAF)が行った調査では、窓を締め切った状態よりも5℃車内温度が低くなりました。
- 気温35℃の車内環境で4時間放置→車内温度を測定
- 何も対策なし:47℃
- 3cm窓を開けた場合:42℃
- サンシェードをつけた場合:45℃
→窓を3cm開けただけで、何もしない時より5℃の温度差!!
さらに以下の4つの対策と組み合わせることで、さらなる効果が期待できます。
専用のケースに入れる
ポータブル電源専用のケースがあるならば、そちらに入れる方法もあります。
耐熱性に優れているため、一時的な車内放置でもポータブル電源をある程度守ってくれます。
次に紹介するクーラーボックスに入れる方法でも、断熱効果があるため有効な対策です。
クーラーボックスに入れる
クーラーボックスに入れることで、車内との温度変化を緩和できます。
クーラーボックスには断熱材が使用されているため、保冷剤を入れなくても急な温度上昇を防げます。
クーラーボックスが幅を取らないか気になる方はソフトタイプがオススメです。
ポータブルクーラーを使う
ポータブルクーラーを用いて、少しでも温度を下げるのも対策の一つです。
ポータブル電源の電気を使ってポータブルクーラーを動かすことで、電源が無くても車内を冷やせられます。
ただしポータブル電源の容量が無くなると再び車内温度が急上昇するので、車内放置を長時間するのは避けましょう。
窓にサンシェードを取り付ける
車窓にサンシェードを取り付けることで、車内の温度上昇を少し緩和できます。
同じく日本自動車連盟(JAF)が行った調査では、サンシェードを取り付けることで何も対策しない時より、2℃温度変化を緩和できました。
オススメは幅を取らない「ソフトタイプ」です。
夏場にうっかりポータブル電源を車内放置しない3つの工夫
人間なので、ポータブル電源をうっかり車内放置する可能性もあります。
そこで、些細なミスを防ぐ工夫を3つ紹介します。
車内の特定の場所に置く
車内の特定の場所に置き、ルーティン化する工夫があります。
「ポータブル電源を降ろす」のを意識するのではなく、体で覚えると良いです。
例として、助手席の足元やトランクの一番奥など、毎回決まった場所に置く方法を試してみましょう。
目立つ場所に置く
ポータブル電源を目立つ場所に置くと、車からの下ろし忘れを少なくできます。
車を降りて、目が行きやすい場所に置いておくのが良いです。
また明るい色のカバーをかけたり、目印になるものをつけたりするのも一つの手でしょう。
GPSトラッカーをつける
ポータブル電源にGPS発信機(GPSトラッカー)を取り付けて、位置情報を把握する方法もあります。
スマホアプリに登録することで、車の置き忘れを防げます。
また高価なポータブル電源だと、既にGPSトラッカーがついている場合もあります。
「絶対にポータブル電源を車内放置したくない人」はGPSトラッカーを利用すると良いでしょう。
ポータブル電源の車内放置に関するQ&A3選
ここではポータブル電源の車内放置に関して、よくある質問3つを厳選しました。
ポータブル電源、車内放置に関する疑問について詳しく答えていきます。
夏場にポータブル電源を車内に放置するとどうなる?
夏場にポータブル電源を車内に放置すると、中のバッテリーが劣化します。
(こちらで解説:ポータブル電源の車内放置がNGな理由:リチウムイオン電池が劣化するため)
日当たりの良い場所で駐車すると、車内温度が急上昇します。
そしてポータブル電源は高温に弱い特徴があります。
結果、内部のリチウムイオン電池は蓄電できる容量が減少し、劣化してしまうのです。
ポータブル電源を車内に保管しても良いですか?
ポータブル電源は、一時的なら車内に保管して大丈夫です。
(こちらで解説:どうしても一時的にポータブル電源を車内放置したい時の対策:5選)
温度上昇の対策をすれば、一時的に車内放置しても大丈夫です。
具体的には車窓を数cm開けたり、サンシェードを使ったりする方法があります。
ポータブル電源はどこに置くべき?
ポータブル電源は直射日光が当たらず、風通しの良い場所におくと良いでしょう。
(こちらで解説:ポータブル電源の適切な保管・管理方法:3選)
ポータブル電源は常温より極端に温度差がある環境や、湿度の高い場所が苦手です。
また長期で使わない時は、残量を60~80%で保管すると良いです。
まとめ:夏場にポータブル電源を車内放置するのは避けよう!!
今回はポータブル電源の車内放置について解説しました。
以下の内容がまとめです。
- ポータブル電源の車内放置は基本NG:リチウムイオン電池が劣化するから
- 車内以外でポータブル電源の保管を避けたほうがいい場所:3選
- 庭・ベランダ
- 日当たりのいい場所
- 締め切った収納・押入れ
- ポータブル電源の適切な保管・管理方法:3選
- 直射日光の当たらない場所で保管
- 風通しの良いところに置く
- 長期で使わない時は残量60~80%で保管
- どうしても一時的にポータブル電源を車内放置したい時の対策:5選
- 車窓を数cm開けておく
- 専用のケースに入れる
- クーラーボックスに入れる
- ポータブルクーラーを使う
- 窓にサンシェードを取り付ける
キャンプや車中泊などのアウトドアでポータブル電源を使い、車に載せっぱなしにする人もいるかもしれません。
ポータブル電源は高温に弱いため、車内放置がきっかけで劣化するケースも珍しくないです。
せっかく買ったポータブル電源を長く使うためにも、車内放置には気をつけて利用しましょう!!
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- コスパが良く、アフターサービスも充実
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