「どのポータブル電源を選べばいいか分からない…」
「ポータブル電源を買って『こんなはずでは…』と後悔したくない」
ポータブル電源は値段が高く、機能も様々なため買ってから後悔したくないですよね。
そのためポータブル電源サイトを運営している筆者が「後悔しないポータブル電源の選び方・買い方」を紹介します!!
ポータブル電源は、使用目的や実際に使うシーンを思い浮かべて買うと良いです。
過去の失敗事例や対策、選び方のポイントまでを詳しく解説します。
- ポータブル電源で後悔した「失敗事例 7つ」と「その対策」
- ポータブル電源で後悔しないための選び方・ポイント8選
- (知っておきたい)ポータブル電源のデメリット9個
- ポータブル電源のお得な購入方法7選
詳しい解説は目次からご覧ください。
ポータブル電源で後悔した過去の失敗事例7つとその対策!!
ここでは過去のポータブル電源による失敗事例7つと、その対策について解説します。
以下の点に注意することで、ポータブル電源を快適に利用できます。
充電切れ
ポータブル電源を使用する前に「充電、残量を確認し忘れて『充電切れ』」なんてことがあります。
「消費電力を軽視したため、バッテリーの減りが早くなっていた」、「家電のスイッチを切り忘れで、容量が少なくなっていた」などが要因です。
主な対策として、使用前にポータブル電源の容量や残量、家電の消費電力をよく確認することです。
家電が使用できなかった
実際にポータブル電源を使うときに、家電が利用できなかった事例もあります。
原因としてポータブル電源が、家電の消費電力や起動電力、最大出力に対応してなかったことが理由です。
特に電子レンジやドライヤーなどの、消費電力が大きい家電には注意が必要です。
対策は、あらかじめポータブル電源と家電の規格を確認しておくと良いでしょう。
家電の消費電力はこちらを参考に(容量1,000Whのポータブル電源で使用可能な家電と使える時間【19種類】)
スマホの充電しか使わない
せっかくポータブル電源を買っても「スマホの充電にしか使わない」というケースも。
容量の小さい300Wh程度のポータブル電源でも、約16回フル充電ができます。
対策として使用目的を明らかにし、適切な容量のポータブル電源を選びましょう。
モバイルバッテリーや容量の小さいもので対応できる場合は、無理して容量の大きい製品を買う必要はありません。
暑い所や寒い場所では使えない
極端に暑い場所や寒い場所では、ポータブル電源が作動しなくなる場合もあります。
夏場の日なたや冬場の地面など、屋外で使うときには気を付けましょう。
室内でも玄関や物置の中では湿気、高温に注意が必要です。
動作温度や充電温度は、取扱説明書などで確認しましょう。
動作音が気になる
ポータブル電源を使っていて、「動作音が気になった」という事例も。
原因としてポータブル電源が劣化し、使用時のファンの音がうるさくなったことが理由です。
口コミや商品説明を見て、使用音が小さいポータブル電源を選ぶと良いでしょう。
重い、持ち運びにくい
必要以上に容量の大きいポータブル電源を購入して、「重くて使いづらかった」なんて例もあります。
容量が大きくなることで、ポータブル電源も重くなります。
また取っ手が無い製品を選ぶと、持ち運びしづらくなるデメリットも。
対策の一つは、使用目的に合わせて適切な容量を選択することです。
目安として重量が20kg、最大辺は50cmまでにしましょう。
詳しくはこちら(【目安】車中泊でも快適に使うことができるポータブル電源のスペック)
差し込み口が足りない
実際に購入し使ってみて、「入力・出力ポートの数や種類が少なかった」という声も。
ポート数や種類が少ないと、同時に複数の家電が使用できなかったり、充電方法に制限が掛かったりします。
利用目的や使用シーンを想定して、充電方法や使う家電の数に応じて製品を選びましょう。
代表的な充電方法はこちらを参考に(車中泊でもできるポータブル電源の充電方法4選!!)
ポータブル電源を買ったあとで後悔しない選び方・ポイント8選!!
ここでは、ポータブル電源を買ったあと後悔しない選び方、ポイントを厳選しました!!
自分に合うポータブル電源選びときは、以下の8点を参考にしてみてください。
出力波形
ポータブル電源のAC出力波形が、「正弦波」もしくは「純正弦波」の製品を選ぶと無難です。
一般的な家電は正弦波を想定して作られているため、「純正弦波」か「正弦波」で波形を出力するタイプが安心。
しかし製品によっては「矩形波」や「修正正弦波」で出力する種類のものもあります。
こちらは安価でサイズが小さい反面、精密部品やモーターに負荷がかかり、製品の故障・劣化につながるためオススメしません。
また周波数が50・60Hzの両方に対応した機種もオススメです。
容量・定格出力
ポータブル電源の定格出力では、使う家電の消費電力より大きい製品を選びましょう。
(説明書に記載してある「最大出力」とは瞬間的に出せる電力であり、「定格出力」と間違えないように!!)
また使う家電の種類や使用時間に合わせて、ポータブル電源の容量を選ぶことが大事です。
使用時間の計算方法はこちらから(ポータブル電源の使用時間は「蓄電容量(Wh)」×0.8÷「使用電力(W)」で計算できる!!)
目安として、1~2日間使うときは「400~500Wh」、3~4日間使う場合は「700~1,000Wh」あれば良いでしょう。
ポート数・種類
入力・出力ポートの数や種類で、ポータブル電源の使い勝手が変わります。
出力ポートの目安は、「ACコンセント・USBポート・DC出力」の3種類ほどあれば良いでしょう。
入力ポートの数や種類が多いほど、充電方法の選択肢が増えます。
また出力ポートの数や種類が多ければ、複数の家電を同時に使うことができます。
保証期間・アフターサービス
製品保証されているタイプや、アフターサービスが付いているものは安心して利用できます。
日本製のポータブル電源だと、2~3年の保証期間付きで、修理サービスが充実している場合が多いです。
海外製の場合、一部アフターサービスが付いていないものや、あったとしてもメーカー元に輸送するため修理に時間がかかるケースもあることを知っておきましょう。
充電方法
様々な充電方法に対応したポータブル電源が使いやすいです。
代表的な充電方法、屋外の充電場所はこちらから(車中泊でポータブル電源を充電できる場所は?)
ソーラーパネルや車内でも充電できると、電池切れの心配が少なくなります。
サイズ・重量
旅行やアウトドアでポータブル電源を使うときは、携帯性も大事なポイントです。
必要以上の容量を選んでしまうと「サイズが大きすぎる」、「重くて持ち運びにくい」なんてことも。
車中泊や釣り、キャンプなどではコンパクトで軽いポータブル電源をオススメします。
付属品・機能性
ポータブル電源に「充電器やケーブル、LEDライト、防水性」などの追加機能が付いていると嬉しいです。
中には、スマホアプリによる「遠隔操作」できるものや「周波数の切り替え」ができるものも。
実際に使うシーンや充電シーンを思い浮かべて、「こんな機能が欲しい」と考えながら選んでみるのもアリです。
バッテリーの安全性
バッテリーの安全性も大事な項目の一つです。
法律で定められた安全性能規格を満たした「PSEマーク表示」があると更に安心。
バッテリーの種類では「リン酸鉄リチウムイオン電池」を使われているものが無難です。
長寿命で安全性が高いため、現在ポータブル電源のほとんどに「リン酸鉄リチウムイオン電池」が使われています。
【買ってから後悔しないために】ポータブル電源のデメリット9つ紹介!!
ここではポータブル電源に関するデメリットを9つ紹介します。
あらかじめ理解して対策することで、コスパの良いポータブル電源を長く快適に使えます。
金額が高い
一般的にポータブル電源は単価が高いため、初めて買う方には抵抗を感じることも。
また部品や機能の中には知らない名前も出てくるため、初めて買う方は混乱するかもしれません。
分からない場合はメーカーや量販店の公式サイトで質問してみたり、専門店に行って直接聞いたりしましょう。
保管方法が難しい
利用時や使わないときの保管では、暑さや寒さ、湿気に注意が必要。
特に高温多湿の環境で使っていると、火や煙が出るリスクがあります。
長い期間使わずに放置しておくときも保管場所には注意しましょう。
飛行機に持ち込めない
ポータブル電源の多くは、飛行機に持ち込めず移動に制限が掛かるケースもあります。
過去に海外で、ポータブル電源のバッテリーにより火災が発生して墜落事故が起きたためです。
一部のポータブル電源では持ち込みできますが、基本的には難しいです。
また離島の出張や屋外イベントで旅行する方は、ポータブル電源の空輸が使えない点に注意しましょう。
重い
容量が大きくなると、本体も重くなり大きな負担になります。
重いものだと総重量30kg~40kgで、ハンドキャリーやタイヤが付いているものも。
特に足場の悪い場所や、段差がある場所では持ち運びにくく感じるかもしれません。
目的や用途に合わせて、コンパクトで軽いポータブル電源を選びましょう。
発火の恐れがある
ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は、衝撃や高温で発火、発煙の危険性があります。
充電中に電池内部で加熱もしくはショートして、発火事故に至ったことも。
最近のポータブル電源は、安全性を考慮して作られている製品も多いですが注意しましょう。
寿命がある
ポータブル電源も電化製品であるため、寿命が存在します。
一般的にサイクル回数は4,000回で、耐用年数が約8~10年ほどです。
しかし使用するたびに電池が劣化していくため、初めの頃よりも確実に性能は落ちてきます。
温度や湿度、使う環境、保管する場所に気を付けることが長く使うためのコツです。
製品の種類が多すぎる
ポータブル電源の種類やメーカーが沢山あるため、「どれを買えばいいか分からない」と悩むことも。
特に初心者の方は、製品ごとの細かいスペックの違いが分からずに迷ってしまうかもしれません。
「ポータブル電源を何に使うか」目的を明確にして、専門店や量販店の店員にオススメを聞くことで、解決できます。
処分に手間がかかる
ポータブル電源を一般の家庭ゴミとして処理できない点もデメリットの一つ。
理由としては、バッテリーを処分するときに有害物質が発生するからです。
ポータブル電源を廃棄するときは、専門業者に依頼して処理してもらう方法をオススメします。
長期利用には充電が必要
ポータブル電源は「持ち運び可能な蓄電池」であるため、充電が必要です。
充電方法や充電時間は製品のスペックによって異なり、災害用のソーラーパネルで充電できるタイプもあります。
購入前は口コミや取扱説明書で確認すると良いです。
「せっかく買ったポータブル電源が、この方法じゃ充電できない…」とならないように事前にチェックしましょう。
ポータブル電源をお得に買うための7つの方法!!
ここではポータブル電源をお得に買うための方法を7つ紹介します。
欲しいポータブル電源が見つかったら、安く手に入れる方法を試してみましょう!!
セールやキャンペーンを狙う
販売店やメーカーの多くが定期的なセールやキャンペーンを実地しています。
その時は、普段よりも安く購入することができます。
特に「年末年始」や「夏冬のボーナス時期」に大規模セールが行われていることが多いです。
型落ちモデルを狙う
最新モデルよりも型落ちモデルを狙う方が、お得に購入可能です。
型落ちモデルと言っても、性能に特に問題も無く、使っていて不自由を感じる機会が少ないです。
コスパ重視の人には、オススメの買い方になります。
複数個まとめて購入する
2個以上まとめて買うことで、割引される場合があります。
家族や友人と共同で購入したり、災害用や備蓄用として用意すると良いでしょう。
当たり前ですが、1個だけ欲しいときには使えない方法である点は注意しましょう。
中古品を購入する
新品にこだわらない方は、中古品を買う手ももアリです。
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでお得に買うことができます。
ただし写真でしか商品の状態を見れないため、購入前は商品説明や口コミなどでしっかり確認することをオススメします。
ポイントやクーポンを利用する
販売店の多くはポイントやクーポンを利用することで、割引価格で手に入れられます。
商品販売サイトや店舗チラシなどで、期間・店舗限定で配布されているクーポンをゲットできます。
購入前には利用可能なポイントやクーポンがないか確認してみましょう。
メーカーのアウトレットをチェックする
各メーカーによって、アウトレットサイトを運営していることもあります。
アウトレット品とは、傷や汚れがあったり型落ちしていたりするため新品として出せない商品です。
そのため、新品よりも安い値段で購入できます。
懸賞やプレゼント企画に応募する
メーカーや販売店によって、懸賞やプレゼント企画を実地していることがあります。
もちろん確実に商品を手に入れる方法ではありませんが、運が良ければ無料でポータブル電源が手に入るかもしれません。
ポータブル電源で後悔しない買い方に関するQ&A3選
ここではポータブル電源の買い方に関する「よくある疑問」を3つ厳選しました。
買ってから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください!!
ポータブル電源の欠点は何ですか?
ポータブル電源の主な欠点は「重い」、「金額が高い」です。
詳しくはこちら(【買ってから後悔しないために】ポータブル電源のデメリット9つ紹介!!)
使うシーンや利用目的に合わせて、コンパクトでコスパの良いポータブル電源を選ぶのが重要です。
ポータブル電源でやってはいけないことは?
ポータブル電源でやってはいけないことは、「高温多湿や極端に寒い環境で使わない」ことです。
詳しくはこちら(ポータブル電源で後悔した過去の失敗事例7つとその対策!!)
他にも「充電しながらの放電」や「過充電、過放電」も避けた方が良いでしょう。
詳しくはこちら(ポータブル電源の充電しっぱなしは避けるべき!?理由、正しい充電方法を解説!!)
ポータブル電源を買うべき理由は何ですか?
ポータブル電源を買うべき理由は、「防災やアウトドアで役に立つから」です!!
屋外や非常時では電気が使えないことも多いですが、ポータブル電源があればこの悩みを解決できます。
ソーラーパネルで充電できたり、コンセントに差して家電を使えたりと用途は様々です!!
まとめ:買った後に後悔しないポータブル電源を選ぼう!!
今回は後悔しないためのポータブル電源の選び方・買い方を紹介しました。
以下の内容がまとめです。
- ポータブル電源で後悔した「失敗事例 7つ」と「その対策」
- ポータブル電源で後悔しないための選び方・ポイント 8選
- (知っておきたい)ポータブル電源のデメリット 9個
- お得にポータブル電源を買う方法 7選
ポータブル電源は値段こそ高いですが、どこでも電気が使える便利な電化製品です。
本記事で紹介した情報をもとにして、ぜひ自分にあったポータブル電源を選んでみてください!!